カテゴリ:詩文( 8 )   

Native American Prayer   

Native American Prayer

Oh, Great Spirit
Whose voice I hear in the winds,
And whose breath gives life to all the world,
hear me, I am small and weak,
I need your strength and wisdom.
Let me walk in beauty and make my eyes ever behold
the red and purple sunset.
Make my hands respect the things you have
made and my ears sharp to hear your voice.
Make me wise so that I may understand the things
you have taught my people.
Let me learn the lessons you have
hidden in every leaf and rock.

I seek strength, not to be greater than my brother,
but to fight my greatest enemy - myself.
Make me always ready to come to you
with clean hands and straight eyes.
So when life fades, as the fading sunset,
my Spirit may come to you without shame.

おお、グレートスピリットよ、わたしは風の中にあなたの声を聞きます

あなたの息吹は万物に生命を授けています

どうかわたしの言葉をお聞き届けください
 
あなたが生んだたくさんの子供の一人として、わたしはあなたに心を向けているのです

わたしはこんなに弱く、こんなにも小さい

わたしにはあなたの叡智と力が必要です

どうか私が美しいものの中を歩んでいけますように

そして、赤と緋に燃える夕日の光をいつも目にすることが出来ますように

あなたが創り出したものを、わたしの手がていねいに扱うことが出来ますように

そして、いつもあなたの声を聞き取っていられるように、わたしの耳を研ぎ澄ませておいてください

あなたが私たち人間に教え諭したすべてと、一枚一枚の木の葉やひとつひとつの岩に隠していった教えのすべてをわたしが間違うことなく理解できますよう、どうかわたしを賢くしてください

わたしに叡智と力をお授けください

仲間たちに秀でるためではなく、わたしの力をもって最大の敵を打ち倒すためにです

汚れていない手とまっすぐな眼差しをもって、わたしがあなたの前に立つことが出来ますように

そのようであることが出来れば、わたしの命が夕日が消えかすんでいくようにしてこの地上から消え去っていくとき、わたしの魂はあなたのもとへ堂々と立ち帰っていけることでしょう
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by w74108520 | 2011-05-12 09:40 | 詩文

イロコイ族の祈り ネイティブアメリカンの祈り   

イロコイ族の祈り ネイティブアメリカンの祈り

われらはわれらを支えてくれる母なる大地に感謝します

水を運ぶ河と小川に感謝します

病気を治す力を持ったさまざまな薬を恵んでくれる植物たちに感謝します

我らの生命を育むトウモロコシと、その仲間のそら豆とカボチャに感謝します

果物を実らせてくれる生垣と木々に感謝します

太陽が沈んだ後も、闇を照らす光を与えてくれる月と星に感謝します

我らの祖先である『ヘノ』に感謝します

彼はわれら孫たちを、呪術師と蛇とサソリから守り、雨を降らせてくれます

われらはまた、慈悲深い眼差しで大地を見つめてきた太陽に感謝します

最後にわれらは『グレートスピリット』に感謝します

あらゆる善きものを身にまとい、われら子供らの幸福のため、万物を導いてくださる『グレートスピリット』に、われらは感謝をささげます
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by w74108520 | 2011-05-11 15:54 | 詩文

大樹 by gohki endoh   

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何百年、千年も嵐や日照りに負けずに生き続けてきた大樹。何と偉大で尊厳で剛健なことか! 大樹は黙って立ってきた。動物。特に人間がよくしゃべる。
あまりしゃべりすぎて沈黙することを忘れがちだ。
自然を深く見ることも、自然の声を聴くこともめったにしない。人間は大樹の元に、時々やってくる、短い命の動物の一つに過ぎない。画家は一本の樹木を見つづけ、描くだけでも、一生涯かかる。それでもまだ描ききれないだろう。

大樹
(Tree Trunk)
2002年10月 67歳
鉛筆、墨、クレヨン

画家 遠藤剛熈 私と制作
私にとって、自然は生々しく強烈な存在であり、自然の生命感、物質感、形態と色彩の感覚の強度は、自然の観照や、自然の追求の度合いに応じてどこまでも増大するものである。これが人間の本来の芸術感覚だ。自然は元より仕上げたり、完成されるべきものではない。芸術の価値は安易な仕上げや完成ではなく、探求と実現である。

大自然は剛と柔、峻厳と優美、動と静、生と死、そして生きることと生かされていることなど、相対するものの両方を兼ね具えている。自然とともに在り、大きな綜合と調和に至るような、忍耐強く長い歩みを続けたいと思っている。そうしてこのことにおいてのみ完成に向かいたいと思っている。

私は東洋画の源流と思える悠遠な中国宋元の山水画の線と、我が国の雪舟、永徳、等伯らの厳然としたデッサンと、西洋美術の人間中心の写実精神、実在の物質表現と立体表現の伝統を学んで、普遍的で独自な現代の芸術を創造するという目的をもって制作に励んでいる。

大地、山、川、樹木、草花、人体…私が描く対象は、自然存在の最も素朴な原初的なものである。諸々の存在を等価値なものとして、実在の中に宇宙、生命、神佛を探求する。自然の実在の追求は、魂の根底において宗教的実存と結びついている。

私の近年の関心は、近代芸術とともに、古代の芸術に向かっている。芸術は古代に遡るほど若々しく初々しく生命に満ちている。

自然・実在がなければ人間の健全な芸術行為は存在しないのであるが、現在はこの自然との直接性という根本と源泉を喪失してしまっている。

現代美術が自然と人間存在の現実に真摯に対峙することを忘失し、技術や様式の遊戯に陥っている今日、再び自然と人間との真実な運命的な出会いを根本にもって、自己を超え、宇宙の生命に合体するような芸術創造のための無私で高貴な共同の場とならんことを念じて止まない。

2003年2月
1935年 京都市生まれ

【遠藤剛熈美術館】
 URL:http://www.endohgohkimuseum.jp/

【遠藤剛熈美術館】
 住所…京都府京都市下京区猪熊通高辻下る高辻猪熊町349
 電話番号…075-822-7001

 アクセス方法
 ●阪急:大宮駅下車
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by w74108520 | 2011-02-22 19:58 | 詩文

叙意一百韻   

菅家後草〈叙意一百韻〉 菅原道真


生涯無定地     生涯は定地無し
運命在皇天     運命は皇天に在り
職豈図西府     職は豈西府を図らんや
名何替左遷     名何ぞ左遷に替カハれる
貶降軽自芥     貶降ヘンカウせらるること芥アクタよりも軽く
駈放急如弦     駈放クハウせらるゝこと弦ゲンよりも急なり
典(立心偏+典)赧顔逾厚 典(立心偏+典)赧テンタンしては顔逾々イヨイヨ厚く
章狂踵不旋     章狂ショウキョウして踵クビス旋メグらさず

牛岑(三水偏+岑)皆坎穽 牛岑(三水偏+岑)ギウシンは皆坎穽カンセイ
鳥路惣鷹亶(亶偏+鳥) 鳥路は惣て鷹亶(亶偏+鳥)ヨウセン
老僕長扶杖     老僕は長トコシへに杖に扶タスけられ
疲驂数費鞭     疲驂ヒサンは数々シバシバ鞭を費やす
臨岐腸易断     岐ギに臨んで腸断へ易く
望闕眼欲穿     闕ケツを望んで眼穿たんと欲す
落涙欺朝露     落涙は朝露を欺き
啼声乱杜鵑     啼声テイセイは杜鵑トケンを乱る
街衢塵羃々     街衢ガイク塵チリ羃々ベキベキ
原野草千(草冠+千)々 原野草千(草冠+千)々センセン
伝送蹄傷馬     伝デンには送る、蹄ヒヅメの傷める馬
江迎尾損船     江には迎ふ、尾ビの損ぜる船
郵亭余五十     郵亭イウテイ五十に余り
程里半三千     程里三千に半す
税駕南楼下     駕を税トく南楼の下
停車右郭辺     車を停トドむ右郭イウカクの辺
宛然開小閣     宛然エンゼンとして小閣を開き
覩者満遐阡     覩ミる者遐阡カセンに満つ
嘔吐胸猶逆     嘔吐オウトして胸猶ほ逆サカラひ
虚労脚且戀(病垂+戀) 虚労キョラウして脚アシ且マた戀(病垂+戀)ヤむ
肌膚争刻鏤     肌膚キフは争ふて刻鏤コクラウす
精魄幾磨研     精魄は幾ばくか磨研マケンせる
信宿常羇泊     信宿シンシュク常に羇泊キハク
低迷即倒懸     低迷して即ち倒懸タウケンす
村翁談往事     村翁ソンヲウは往事を談じ
客館忘留連     客館に留連リュウレンを忘る
妖害何由避     妖害エウガイは何ぞ避くるに由ヨシあらん
悪名遂欲蜀(益偏+蜀) 悪名は遂に蜀(益偏+蜀)ノゾかれんと欲す
未曾邪勝正     未だ曾カツて邪は正に勝たず
或以実帰権     或は実を以て権ゴンに帰す
 
移徒空官舎     移り徒ウツる空官舎
修営朽采椽     修め営む朽采椽キュウサイテン
荒涼多失道     荒涼カウリョウとして多く道を失ひ
広袤少盈廛     広袤クワウバウ廛テンに盈ミつること少マレなり
井壅堆沙甃     井壅フサガって沙を堆ウヅダカくして甃イシダタみ
籬疎割竹編     籬マガキ疎にして竹を割って編む
陳根葵一畝     陳根チンコンは葵アホヒ一畝
斑蘚石弧拳     斑蘚ハンセンは石弧拳コケン
物色留依旧     物色は留まって旧に依り
人居就不悛     人居は就いて悛アラタまらず

随時雖褊切     時に随って褊切ヘンセツなりと雖も
恕己稍安便     己を恕ジョして稍々ショウショウ安便アンビンなり
同病求朋友     病を同じうして朋友を求め
助憂問古先     憂を助けて古先コセンを問ふ
才能終蹇剥     才能終に蹇剥ケンハク
富貴本屯(之繞+屯)亶(之繞+亶) 富貴本と屯(之繞+屯)亶(之繞+亶)チュンテン
傅築巌辺藕     傅フが築チクは巌辺ガンペンに藕グウし
范舟湖上扁     范ハンが舟は湖上に扁ヘンなり
長沙沙卑湿     長沙チャウサ、沙スナ卑湿ヒシツ
湘水水淵(大冠+淵)巻(三水+巻(己のない巻)冠+糸) 湘水シャウスイ、水ミヅ淵(大
          冠+淵)巻(三水+巻(己のない巻)冠+糸)インワン
爵我空崇品     我を爵して空しく品を崇タカくす
官誰只備員     誰をか官カンす、只員に備ふ
故人分食敢(口偏+敢) 故人は食を分ちて敢(口偏+敢)クラはしめ
親族把衣前(三水+前) 親族は衣を把トって前(三水+前)アラふ
既慰生之苦     既に生の苦を慰む
何嫌死不瑞(之繞の瑞) 何ぞ嫌はん、死の瑞(之繞の瑞)スミヤかならざるを
薔(草冠のない薔)興(興冠+林冠+大冠+火)由造化 薔(草冠のない薔)興(興冠
          +林冠+大冠+火)ショウサンは造化ゾウクワに由る
忖度委陶甄     忖度ソンタクは陶甄タウケンに委す

荏苒青陽尽     荏苒ジンゼンとして青陽セイヤウ尽き
清和朱景妍     清和セイワ朱景シュケイ妍ケンなり
土風須漸漬     土風は須スベカらく漸漬ゼンシすべく
習俗擬相沿     習俗は相沿はんと擬ギす
苦味塩焼木     苦味は塩木を焼き
邪贏布当銭     邪贏ジャエイ、布ヌノ銭ゼニに当アつ
殺傷軽下手     殺傷軽く手を下し
群盗穏差肩     群盗穏やかに肩を差す
魚袋出垂釣     魚袋ギョタイは釣を垂るゝに出し
屏(竹冠+屏)篁換叩舷 屏(竹冠+屏)篁ヘイコウは舷を叩くに換ふ
貪婪興販米     貪婪タンラン販米ハンマイを興コウし
行濫貢官綿     行濫コウラン官綿を貢カウす
鮑肆方遺臭     鮑肆ホウシは方マサに臭シュウを遺ワスれ
琴声未改絃     琴声は未だ絃を改めず
与誰開口説     誰と与にか口を開いて説かん
唯独曲肱眠     唯独り肱を曲げて眠る

欝蒸陰霖雨     欝蒸ウツジョウす、陰霖インリンの雨
晨炊断絶煙     晨炊シンスイは断絶の煙
魚観生竃釜     魚観ギョクワン竃釜サウフに生じ
蛙呪聒階甎     蛙呪アジュ階甎カイセンに聒カマビすし
野竪供蔬菜     野竪ヤジュ蔬菜を供し
廚児作薄亶(食偏+亶) 廚児チュウジ薄亶(食偏+亶)ハクセンを作る
痩同失雌鶴     痩せたることは雌を失へる鶴に同じく
飢類嚇雛鳶     飢えたることは雛を嚇す鳶に類す
壁堕防奔溜     壁堕ちて奔溜ホンリウを防ぎ
庭泥導濁涓     庭泥デイしては濁涓ダクケンを導く
紅輪晴後転     紅輪カウリン晴後に転じ
翠幕晩来搴(手の代わりに衣) 翠幕スイマク晩来バンライに搴(手の代わりに衣)カカぐ
遇境虚生白     境に遇うて虚キョ白ハクを生じ
遊淡暗入玄     遊淡イウダンして暗アン玄ゲンに入る
老君垂迹淡     老君は迹を垂るること淡
荘叟処身偏     荘叟サウソウは身を処すること偏なり
性莫乖常道     性は常の道に乖ソムくこと莫れ
宗当任自然     宗は当に自然に任すべし
殷勤斉物論     殷勤インギンなり、斉物論セイブツロン
洽恰寓言篇     洽恰カフカフたり、寓言篇グウゲンヘン
景致幽於夢     景致ケイチは夢より幽カスカなり
風情癖未痊     風情癖未だ痊イへず
文化何処落     文化は何れの処にか落つる
感緒此間牽     感緒は此の間に牽ヒかる
慰志憐馮衍     志を慰めては馮衍フエンを憐み
銷憂羨仲宣     憂を銷ケして仲宣チュウセンを羨む
詞拑触忌諱     詞は忌諱キキに触るゝに拑ツグみ
筆禿述麁癲     筆は麁癲ソテンを述ぶるに禿トクす
草得誰相視     草サウは誰にか相視アヒシメすを得ん
句無人共聯     句は人の共に聯する無し
思将臨紙写     思は将マサに紙に臨んで写さんとし
詠取著燈燃     詠は取って燈を著けて燃す
反覆何遺恨     反覆するも何ぞ恨を遺さん
辛酸是宿縁     辛酸是れ宿縁シュクエン
微々抛愛楽     微々愛楽を抛ナゲウち
漸々謝葷亶(月偏+亶) 漸々ゼンゼン葷亶(月偏+亶)クンセンに謝す
合掌帰依仏     合掌して仏に帰依キエし
廻心学習禅     心を廻メグらして禅を学習す
厭離今罪網     厭離エンリす、今の罪網ザイマウ
恭敬昔真筌     恭敬ギョウケイす、昔の真筌シンセン
皎潔空観月     皎潔カウケツなり、空観クウクワンの月
開敷妙法蓮     開敷カイフす、妙法ミャウハフの蓮レン
誓弘無誑語     誓弘セイグして誑語キョウゴ無ければ
福享不唐捐     福フク享ウくること唐捐タウエンならじ

熱悩煩纔減     熱悩ネツノウの煩ワヅラひ纔ワヅカに減じ
涼気序罔愆     涼気の序愆アヤマつこと罔ナし
灰飛推律候     灰飛んでは律候リッコウを推し
斗建指星躔     斗建トケンしては星躔セイテンを指ユビサす
世路間弥隘     世路間にして弥イヨイヨ隘セマく
家書絶不伝     家書絶えて伝はらず
帯寛泣紫毀     帯寛うして紫の毀アブるゝに泣き
鏡照歎花顛     鏡照して花顛クワテンを歎く
旅思排雲雁     旅思リョシは雲を排する雁ガン
寒吟抱樸蝉     寒吟カンギンは樸ボクを抱く蝉

一逢蘭菊敗     一たび蘭菊の敗るるに逢ひ
九見桂花円     九たび桂花ケイクワの円マドロカなるを見る
帰室安懸磬     室に帰って懸磬ケンケイに安く
戸(戸冠+冂構+口)門懶脱鍵 門を戸(戸冠+冂構+口)トザして鍵を脱トるに懶モノウし
跛羊(爿偏+羊)重有執(執冠+糸) 跛羊(爿偏+羊)ヒショウ重ねて執(執冠+糸)
          ホダシ有り
瘡雀更加攣     瘡雀サウジャク更に攣レンを加ふ
強望垣牆外     強ひて望む垣牆エンシャウの外
偸行戸甫(片偏+戸冠+甫)前 偸ヌスみ行く戸甫(片偏+戸冠+甫)コイフの前
山看遥縹緑     山は遥かに縹緑ヒャウリョクを看
水憶遠潺湲     水は遠く潺湲ゼンクワンを憶ふ
俄頃贏(贏の貝の代わりに羊)身健 俄頃ガケイ贏(贏の貝の代わりに羊)身ルイシン健やかに
等閑残命延     等閑トウカンに残命延ぶ
形馳魂兄(立心偏+兄)々 形馳ハせて魂兄(立心偏+兄)々キャウキャウたり
目想涕漣々     目想オモひて涕漣々レンレンたり
京国帰何日     京国ケイコクには帰らむこと何れの日ぞ
故国来幾年     故国には来らむこと幾ばくの年ぞ
 
却尋初営仕     却カヘって尋ぬ、初め仕を営みしとき
追計昔鑚堅     追って計る、昔堅ケンを鑚キりしことを
射毎占正鵠     射ては毎ツネに正鵠セイコウを占む
烹寧壊小鮮     烹ニては寧ナンぞ小鮮ショウセンを壊さんや
東堂一枝折     東堂トウダウに一枝を折り
南海百城専     南海に百城専らにす
祖業儒林聳     祖業は儒林聳ゆ
州功吏部銓     州功シュウカウは吏部リブ銓ハカる
光栄頻照耀     光栄は頻りに照耀セウエウし
組珮競營(營の呂の代わりに糸)纏 組珮ソハイは競うて營(營の呂の代わりに糸)纏エイテン
          す
責重千鈞石     責セメは千鈞の石よりも重く
臨深万仭淵     臨むことは万仭の淵よりも深し
具瞻兼将相     具瞻グセン将相セウセウを兼ぬ
僉曰欠勲賢     僉ミナ曰ふ勲賢クンケンを欠ぐと
試製嫌傷錦     製セイを試みては錦を傷つけんことを嫌ひ
操刀慎欠鉛     刀を操っては鉛エンを欠がんことを慎む
兢々馴鳳戸(戸冠+衣) 兢々キャウキャウとして鳳戸(戸冠+衣)ホウイに馴れ
慄々撫龍泉     慄々リツリツとして龍泉リョウセンを撫づ
脱徒(尸冠+徒)黄埃俗 徒(尸冠+徒)シを脱ぐ黄埃カウアイの俗ゾク
交襟紫府仙     襟エリを交ふ紫府シフの仙セン
桜花通夜宴     桜花は通夜の宴
菊酒後朝筵     菊酒は後朝コウテウの筵エン
器拙承豊沢     器は拙うして豊沢ホウタクを承け
舟頑渡巨川     舟は頑ガンにして巨川を渡る
国家恩未報     国家恩未だ報いざるに
溝壑恐先填     溝壑カウガク先づ填ウヅまんことを恐る
潘岳非忘宅     潘岳ハンガク宅を忘るゝに非ず
張衡豈廃田     張衡テウコウ豈に田を廃せんや
風摧同木秀     風摧クダいては木の秀ヒイでたるに同じく
燈滅異膏煎     燈滅トウメツしては膏アブラの煎るに異なる
苟可営々止     苟モし営々として止るべけんも
胡為脛々全     胡為ナンスれぞ脛々ケイケイとして全からん
覆巣憎殻卵     巣を覆へしては殻卵コクランを憎み
捜穴叱虫(虫偏+氏冠+一)虫(虫偏+彖) 穴を捜しては虫(虫偏+氏冠+一)虫(
          虫偏+彖)チテンを叱シッす
法酷金科結     法は酷にして金科キンクワに結ばれ
功休石柱鐫     功コウは休して石柱セキチュウに鐫ホらる
悔忠成甲冑     忠チュウを甲冑カッチュウと成せしを悔い
悲罰痛戈延(金偏+延) 罰の戈延(金偏+延)クワセンより痛きを悲しむ
 
巣(王偏+巣)々黄茅屋 巣(王偏+巣)々サウサウたる黄茅コウボウの屋ヲク
茫々碧海需(土偏+需) 茫々たる碧海ヘキカイの需(土偏+需)セン
吾盧能足矣     吾が盧リョは能く足りぬ
此地信終焉     此の地は信マコトに終焉シュウエン
縦使魂思見(山偏+見) 縦使タトヒ魂タマシヒ見(山偏+見)ケンを思ふとも
其如骨葬燕     其の骨を燕エンに葬るを如イカにせん
分知交糺纏     分ブンは糺纏キウテンに交はるを知る
命巨(言偏+巨)質筵專(竹冠+專) 命メイは巨(言偏+巨)ナンぞ筵專(竹冠+專)
          エンセンを質タダさんや
叙意千言裏     意を叙ノぶ千言の裏ウラ
何人一可憐     何人か一に憐むべき
 
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by w74108520 | 2011-02-12 20:59 | 詩文

春の心はのどけからまし   

なぎさの院にて桜を見てよめる

世の中にたえて桜のなかりせば

春の心はのどけからまし

(古今53)在原業平(825-880)

この世の中に全く桜というものが無かったならば、春を過ごす心はのどかであったろうよ

詞書に『なぎさの院にて桜を見てよめる』と在り(なぎさの院とは,惟喬親王という方の離宮です,別荘の様な物です),伊勢物語(虚実入り交じりでは在りますが)の渚の院の段を元にすれば,惟喬親王の桜狩りのお酒の席で詠まれた歌であり,別の人がすぐ後に

散ればこそいとど桜はめでたけれ憂き世になにか久しかるべき

との歌を詠んでいるという事を踏まえるならば,

世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし

の訳は次の様になる。.

訳)世の中に全く桜という(愛でるべき)物が無かったとしたら,(その花が散るのが惜しいという心の悩みも無く,)春を愛でる人の心は,のどかであっただろうに.

なお,

散ればこそいとど桜はめでたけれ憂き世になにか久しかるべき

の訳は,次の様になる。.

訳)散るからこそ,桜は素晴らしいのです.悩み多いこの世の中に,久しく留まっている物などあるでしょうか?(だから,散るのも当然として,桜を愛でるべきでは無いか?
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by w74108520 | 2011-02-08 16:10 | 詩文

鶯のこほれる涙   

二条の后の春のはじめの御歌

雪のうちに 春は来にけり

鶯のこほれる涙 いまやとくらむ

(古今春4)二条后(842-910)

まだ雪の残っているうちに
春はやって来たのだ。
谷間に籠っている鶯の氷った涙も
今頃は融けているだろうか。



「うぐひす」には「憂(う)く干(ひ)ず」の音を響かせている。
悲しくて乾くまの無かった鶯の涙、
雪の中では凍っていたけど、
立春となった今、
溶けて流れて消え去ることである。
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by w74108520 | 2011-02-08 14:56 | 詩文

春立つ今日の 風やとくらむ   

春たちける日よめる

袖ひちて むすびし水の こほれるを

春立つ今日の 風やとくらむ

(古今春2)紀貫之(866-945)


夏の日に着物の袖を濡らしつつ手にすくった湧き水が、冬の間中凍っていたのを、立春を迎えた今日の風が溶かしていることだろうと想像している。
紀貫之は四季の循環を水の変容によって表現した。


ひちて は、 ひたして (漬つ)の意であり、 むすびしは、 手ですくった (掬ぶ)の意。

「礼記」の月令にある"東風解凍"という言葉を元にしていると言われている。それを暦上の春と合わせて、「とく-むすぶ」から掌で水をすくう動作を導くことにより、"凍" のさらに前の時間を含めることでイメージに幅が出ている。

暦の上では立春が寒さの頂点となり、明日からの寒さを「残寒」又は
「余寒」といい、手紙や文書等の時候の挨拶などで用いる。

段々と暖かくなっていく。
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by w74108520 | 2011-02-08 11:50 | 詩文

ラシーヌの雅歌   

Cantique de Jean Racine (ラシーヌの雅歌)

作曲:Gabriel Faur ガブリエル・フォーレ(1845 ~1924)

『ラシーヌの雅歌』Cantique de Jean Racine 作品11は、フランスの作曲家ガブリエル・フォーレが、17世紀フランスの古典劇作家ジャン・ラシーヌの宗教的な詩に基づいて作曲した、オルガン、あるい はハーモニウムと混声四部合唱のための合唱曲である。
タイトルは、「ラシーヌ讃歌」「ラシーヌ雅歌」等様々に訳されている。
フォーレ18歳の時、古典宗教音楽学校(ニデルメイユール音楽学校)の卒業作品として作曲され、これによって作曲部門一等賞を得て卒業している。
変ニ長調4/4拍子、一貫して三連符のアルペッジョが貫かれ、フォーレののちの円熟した合唱作曲の書法の片鱗がすでに見える、見事な合唱が展開される。
音楽は終始静謐さを保ち、美しく全曲を統一している。

歌詞:

Verbe égal au Très-Haut, notre uique espérance,
Jour éternel de la terre et des cieux,
De la paisible nuit, nous rompons le silence: Divin Sauveur,
jette sur nous les yeux.
Répands sur nous le feu de ta grâce puissante;
Que tout l'enfer fuie au son de ta voix;
Dissipe le sommeil d'une âme languissante,
Qui la conduit à l'oubli de tes lois. O Christ,
sois favorable à ce peuple fidelè,
Pour te bénir maintenant rassemblé;
Reçois les chants qu'il offre à ta gloire immortelle;
Et de tes dons qu'il retourne comblé.


神と共にあり、我らの唯一の望みである言葉よ、
この大地と蒼空の永遠の日に、
平和な夜の静寂を我らが遮る時、
救いの主よ、我らにあなたの眼差しを投げかけ給え。
あなたの恩寵の焔を我らの上にあまねく放ち給え。
あなたの御声のひびきに、
全ての悪の逃げさることを、
あなたの掟を忘れさせるような疲れた魂のまどろみを覚ませ給え。
おお、キリストよ、この忠実なる民をひきたて給え。
あなたをことほぐために、今ここに集うた民を、
あなたのほろびることのない栄光に捧げる讃め歌を受け給え。
あなたから授けられたあふれる才能によっておく

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by w74108520 | 2010-10-29 20:32 | 詩文