カテゴリ:脈診( 4 )   

1-4脈差診   

1-4 脈差診
中脈がとれたと仮定する。

まず、全体として各部位の虚実が把握できることなるが
これが意外に難しい
各自の恣意に任せて按圧することが多く、統一的方法が望まれる。

東洋はりの場合は、同時に六部位を把握することが望ましい。
特に相剋や陰分陽分を診るからである。
便宜的に二経を決めて主証とし自動的に虚実を割り当てるひともいるので
事情は複雑である。
あくまでも六部位全体のなかでの指を垂直に按圧し虚実を診る。

病理を知る場合は各部位の脈状によるほうがいいが
ここではそのやり方はとらない。

その前に六部位同時に按圧するやり方を習得したほうがよい。
ポイントはいままでより更に深いところまで同じ速さで按圧し挙上する。
まず中脈をとり、陰分に診し、陽分を診る。


このやり方は以下の点を留意したものである

①陰経同士特に左右の寸関尺の比較が容易である
②どの順番で虚しているか判りやすく、通常一番虚しているのを
主証とする。
③陰経特に関上同士の比較ができること 脾実と肝実の場合である
④陽分の脈状において邪と呼ばれる瀉法の適否が判断できること
⑤中脈の変化を捉えやすい


具体的方法としては
①軽按 中按 重按を左右同時に按圧する
中脈;から重按し深く血管までみるが
指先になにか残る感じがすればよい

②指の形に虚実が残るようになる。
脈状が改善すると指に当たる感じや按圧がスムーズとなる

③指を柔らかくして、
正確に按圧挙上を繰り返す。
術者は指がなくなる感覚でただ拍動の變化のみを感じる
拍動を気の動きと感じられれば佳とする。

④主観が入るとその形に指を合わせたがる
特に次指中指は押さえやすいので、肺虚が多くなりやすい
注意されたい。
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by w74108520 | 2011-02-14 08:05 | 脈診

1-3全体脈について   

1-3全体脈について(中脈)

全体の脈状は中脈で判断する。
例えば軽按して拍動をよく感じ
重按で感じられなくなれば浮脈となる。
他の脈状もそこで診る。

浮沈 遲数 虚実 
をとりあえずわかるようにする。

按じ方にコツがある。
寸口と尺中では脈幅が違う。
寸口は浅く尺中は深い。
指先に力が入り過ぎていると判らない。
重按の深さで指が立たないようにする。
血管を握り潰さないようにする。
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by w74108520 | 2010-12-31 00:21 | 脈診

1-2脈の按じ方   

1-2脈の按じ方
脈の按じ方に浮中沈の三法ある。
ここでは脈状と重なるので
煩雑をさけるため、
浮を軽按、
中を中按、
沈を重按とする。

1-2-1軽按
軽く指を乗せただけで
脈の拍動を感じる。
感じなければそれで良い。
腑や陽経の状態を診る。

1-2-2中按
次に左右の六部位を同時に按圧して
平等に感じるまで指を沈める。
平等に感じようとすれば、
按圧の程度にデコボコが生ずるはずである。
少なくとも左右差が生じてくる。
胃の気の状態をみる。

1-2-3重按
デコボコのままゆっくり按じて
拍動を感じられるか診る。
陰経や臓の虚実を診る。

別法として三本指を揃えて
そのまま按圧するやり方もある。
尺中が判りづらいので按圧に加減がいる。

ご批判もあると思うが、
これは初心者向きのやり方であることを
お断りしておく。

筆者の場合は
例えば軽按は中脈から指を上げて
指が血管から離れる直前まで診ている。

各自段階があり宜しく斟酌していただきたい。
やり方が違うというのは
診るところが違うからである。

 結果として
寸口は軽く尺中は重くなるようになれば
いつのまにか
六部位の脈状をも診ていることになる。
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by w74108520 | 2010-12-30 23:50 | 脈診

1-1 脈診の指の当て方   

1-1 脈診の指の当て方
①患者は仰臥で、手の位置は下腹部付近にあり
肘が脇腹に当たっている。呼吸を妨げない。
②無理に腕を持ち上げたり力を入れさせては
いけない。
③手掌はやや上向き加減になっている。
④左側に立つのが基本である。
⑤できれば仰臥させて5分ぐらいしてから診る。
⑥先ず患者の関上に中指を置く。
⑦患者の寸口に術者の次指が当たる。
⑧手根骨に次指が当たるのは良くない・
こころもち肘よりにとることになる。
⑨中指は関上に当たり、次指と中指の幅で環指を尺中に当てる。
そうすれば体格に合わせて診ることが出来る。
⑩脈診部に直角に指を当てる。
基本的には指腹で診る。
指先では自分の指の拍動を見ることが多い。
⑪基本的には脈診部をにぎり締める時間は最小限にする。
⑫まず六本の指が同時に按圧できるように訓練する。
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by w74108520 | 2010-12-15 19:58 | 脈診