肩こり   

肩こり 寒熱を中心とした経筋病の病理

経筋とは経絡が流れている部位の筋という意味である。そこへ寒熱が波及して病証が発生する。
主な機序とその発生原因としての気血津液の不足について概説するのが本論の主旨である。

①経筋病は主に陽経の流れている部位に発生する。
肩こりは陽経の経筋病である。ただし上部の陰経熱によって発生することもある。

②経筋または経絡が痛む病理には色々あるが一つは冷えによる。
素問『素問』痺論(43)「痛む者は寒気多きなり。その痛まずして不仁するは病久しくして入ること深く
、栄衛の巡り渋り、経絡疏となる、故に通ぜず、皮膚を営せず、故に不仁となす。その寒するものは陽気少なく陰気多し」

陽気が少なくなると冷えて痛む。その場合の痛み方は、朝方冷えたとき痛むか、夜に外の陽気が少なくなった時に痛む。

痛みを感じさせないように接触鍼

③冷えたため陽気の発散が悪くなり熱となる場合がある。
「その熱するものは陽気多く陰気少なく、病の気まさり、陽、陰に遭う。故に痺熱となる」
経筋・経絡の痛みは熱が停滞して起こることが多く、上部に行くほどこの傾向は強くなる。

少し感じる程度の瀉の散針

④肩こりの部位は陽位だら熱が停滞し、腰以下の部位は陰位だから寒が停滞しやすい。

虚熱による痛みは散針を用いる。

⑤このような陽経や上焦の陰経の寒熱は気血津液の不足から発生する。
肝虚、脾虚、肺虚、腎虚から起きる。

肝虚  労働 婦人病など血虚による。 凝りは筋の引きつりや筋肉のはり 痙攣ようの引きつり
痃癖という。手をもって按摩してから針を用いる。皮は刺しても肉は刺さない。

脾虚 座り仕事手仕事暴飲暴食 天気の変動などから痰飲による。肌肉に起こり弾力があるが硬い、冷えているときは軟弱である。肩上部の凝りが多い。

肺虚 肺気が巡らず冷えて熱が停滞する。皮毛が主になる。皮膚表面が緊張している自覚症状は軽いが、首から上に頭痛や鼻づまりなどを起していることがある。

腎虚 労働や房事過度などにより下焦の気が虚して上に熱が停滞して起こる。肌肉が硬い。硬結が少ない。自覚的に凝る感じが強い。

結語 肩こりは患部のみでは治らない必ず全身の調整が大事である。つまり本治法が大事である。

症例
[PR]

by w74108520 | 2011-08-29 20:06 | 東洋医学概論

<< 施術の流れ わかさ針灸整骨... 長岡案内 >>