体露金風(たいろきんぷう)(碧巌録)
2011年 07月 08日
体露金風(たいろきんぷう)(碧巌録)
僧問う「樹凋み 葉落つる時如何」
雲門曰く「体露金風」
体露=そのまま露われ出ているさま。
金風=秋風のこと。秋は五行説(木、火、土、金、水)では金にあたる。
よって秋風のことを金風という。
秋深まり木々は生気を失い落葉し、早や地上では枯れ葉舞う時節である。
この情景を眺めて
、ある僧が雲門和尚「和尚もこの時節のように大分お年を召されたようですが、
近頃はどんな心境でおられますか?
雲門すかさず「体露金風」=わたしはもう煩悩妄想の木の葉をすっかり吹き払った秋風のように無心で、すっきりした心境だよ。と答えた。
そこには是非、善悪、好悪、とか言う分別心の枝葉も削ぎ落ちてしまっている。
あらわれでたる真実そのものの境地を吐露したことばである。
僧問う「樹凋み 葉落つる時如何」
雲門曰く「体露金風」
体露=そのまま露われ出ているさま。
金風=秋風のこと。秋は五行説(木、火、土、金、水)では金にあたる。
よって秋風のことを金風という。
秋深まり木々は生気を失い落葉し、早や地上では枯れ葉舞う時節である。
この情景を眺めて
、ある僧が雲門和尚「和尚もこの時節のように大分お年を召されたようですが、
近頃はどんな心境でおられますか?
雲門すかさず「体露金風」=わたしはもう煩悩妄想の木の葉をすっかり吹き払った秋風のように無心で、すっきりした心境だよ。と答えた。
そこには是非、善悪、好悪、とか言う分別心の枝葉も削ぎ落ちてしまっている。
あらわれでたる真実そのものの境地を吐露したことばである。
by w74108520 | 2011-07-08 09:13 | 禅語